JCCG 新型コロナウイルス( COVID-19 )への対応 2020.04.27

新型コロナウイルスは、今や日本中に広まったといえる新しいウイルスです。
JCCGは、それぞれの疾患の臨床試験治療におけるウイルス感染および重症化リスクや、個々の施設でのウイルス感染状況を検討しながら、現在行われている臨床試験の継続や新規試験の開始について個別に検討していきます。新型コロナウイルスからお子さんを守りながら、小児がんの最新の治療を安全に提供するため、正しい情報を収集・解析して、各施設に情報提供していきます。

がんの治療中は免疫力が低下し、新型コロナウイルスに感染しやすく、重症化しやすい可能性があります。がん治療中のお子さんとご家族は、新型コロナウイルスに感染したり感染させたりする可能性を下げるために、十分気を付けなくてはいけません。
しかし特別な方法は必要なく、現在すべてのひとに推奨されている、
①個人レベルでの飛沫感染予防(手洗い・必要に応じたマスク着用)
②クラスター感染対策(「密閉」「密集」「密接」)の3密を避ける)
③人との接触を避ける(人の多い場所を避け、距離を保つ)
ことを、家庭環境、お住まいの地区の学校等での流行状況に応じて、徹底することが大切です。そして、体調の変化があった場合はすぐに主治医に連絡してください。個々のお子さんの病気の状態や治療内容によって、ウイルスへの感染リスクが異なるため、詳しくは主治医にアドバイスを求めてください。

※支持療法委員会…治療に伴う感染や臓器障害などの副作用を予防し、早期診断法や治療法を開発。また、がんの痛みの対策や緩和ケアによる、小児がんの患者さんのQOL(生活の質)向上方法を開発します。



新型コロナウイルス関連 JCCG臨床研究における対応について

新型コロナウイルス感染拡大に対応して、JCCGが行う臨床研究における患者登録や新規の研究開始、プロトコール遵守・逸脱、有害事象報告(緊急報告)等の運用についてお知らせがあります。臨床試験にかかわる会員の皆様には、ぜひ目を通していただくよう、お願い申し上げます。

新型コロナウィルス感染症に関する JCCG 臨床研究における対応について



新型コロナウイルス関連 有用な情報へのリンク

※新型コロナウイルス関連情報は随時更新します。


小児血液・がん学会「小児血液・がん疾患と新型コロナウイルスの診療に関連した論文の紹介(一般向け・医療者向け)」


小児がん晩期合併症国際協調ガイドライングループ(International Late Effects of Childhood Cancer Guideline Harmonization Group, IGHG )「小児 /AYA 世代がん経験者のための新型コロナウイルス感染症に関する声明」